History
History
ALBEDOのデザイナーはこれまでの経歴のなかで、様々なスピーカーシステムの測定に携わってきましたが、なかでも『トランスミッションライン』に興味をもち、研究を行ってきました。
90年代の初頭、特有なアコースティックの問題に直面し、改善を図るため、厳密な数学的解析を考案。この研究での最初の成果は、あらゆる古典的な『トランスミッションライン』システムの動作において極めて正確な解析を可能にする専用ソフトの開発でした。
結果として、これまでに他のプロジェクトで採用された実例における限界や、オーディオ界に存在する『トランスミッションライン』のコンセプトについていくつかの神話や矛盾を顕在化することができ、非常に有益なものとなりました。
例えば、繊維質素材で充填されたダクトは能率やサイズを犠牲にし、スピーカー設計に考慮すべき諸要素の仕様は一般的に思われているよりもずっと重要で、ダクトの幾何学的形状も大幅に最終結果を左右するということが明らかになりました。
最終的には、『トランスミッションライン』システムは半世紀に渡る研究対象であったにも関わらず、正確に理解するには更なる努力が必要という結論に達しました。そこで、システムの能率を下げない最も適切な吸音材とダクト内部での最良の配置を特定する作業を行いました。現在利用できる天然由来でエコにも対応する繊維質素材に関する徹底した調査を通じ、最終的には私たちが探していた答えを確定することが出来ました。
ダクトから放射される音波を均一にするためには、そうした基本的な実践の他に、Helmholtzレゾネーターのような、ALBEDO ならではのオリジナルな音響上の技術によって補完されていることは言うまでもありません。
もう一つの成果は、1995年、ALBEDOの最初のプロジェクトとしてApex Audio社からイタリア市場で発表された小型スピーカーの2機種で、4インチドライバーを搭載した2ウェイ 初代「Albedo」スピーカー と、スリム3ウェイ「Albireo」、どちらもMorelドライバーをベースにしたものです。「Fedelta del Suono # 46 (Apr ’94)」、「AudioReview # 164 (Nov ’96)」等のハイファイ専門誌での素晴らしいレビューとともに、ビジネス的にも成功を収めることができました。
Apex Audio社は1999年頃解散。
2008年に新しく会社を創立することを決意し、10年前に開発した最初のスピーカーと同じ“ALBEDO”を社名にしました。
The first Albedo project,1996